『下級生』『痕』『EVEバーストエラー』などWindows時代の美少女ゲームのソトミとナカミ【『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』】

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『下級生』『痕』『EVEバーストエラー』などWindows時代の美少女ゲームのソトミとナカミ【『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』連動企画第7回】

by 森瀬繚 ライター

2023.11.19 12:00 更新

 2023年10月4日より、アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』が放送開始された。マイクロソフトのOS“Windows95”が発売される以前、
おもにNECのパソコンPC-9801シリーズをプラットフォームに花開いた美少女ゲーム文化をフィーチャーしたこの作品には、1990年代に発売されていたパソコンやゲームソフトがあれこれ登場する。

 この記事は、家庭用ゲーム機に比べればややマニア度が高いこうした文化やガジェットを取り上げる連動企画。書き手は、パソコンゲームの歴史に詳しく、美少女ゲーム雑誌『メガストア』
の元ライターでもあり、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』にも設定考証として参画しているライター・翻訳家の森瀬繚(もりせ・りょう)氏。





画面仕様とパッケージの変化

 『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』も、そろそろ物語の折り返し地点を迎え、相変わらずPC-98にこだわり続ける六田守はさておき、
1999年ともなると美少女ゲームのプラットフォームはすっかりWindows系OSへと移行していた(注:Windows 98 Second Edition日本語版の発売が1999年9月)。

 とはいえ、グラフィックスボードの性能や実装可能なメモリ、当時のモニタの解像度などの制約があったので、まだまだ発展途上の段階ではあった。

 1999年時点で、美少女ゲームジャンルを含むほとんどのゲームソフトの画面仕様はVGAサイズ(640×480)に256色(8bitカラー)。
Windows95以降のWindows系OSが稼動するPCは、CD-ROMドライブと大容量のHDDを搭載しているのが常であり、FDベースの時代に必要とされた画像圧縮が必ずしも必要となくなった
(そのため、一部の新興メーカーを中心に、むき出しのBMPやJPG形式の画像を拡張子のみ変えただけ、さもなくばそのまま放り込んだシンプルな作品も存在した)。

 とはいえ、初期のWindows用美少女ゲームの多くがBGMをCD-DA(※)で流していたこともあり、640MBの容量をすべて画像データに使用できたわけではなく、Adobe Photoshopなどの
グラフィックスツールで作成した65536色(16bitカラー)以上の色数の画像を、OPTPiX(ウェブテクノロジ社のゲーム開発向け画像編集ソフト)などのツールで256色に減色するのが常だった。

※編注:Compact Disc Digital Audioの略称で、一般的な音楽CDに収録されている音楽形式。

https://www.famitsu.com/news/202311/19324672.html
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Source 『下級生』『痕』『EVEバーストエラー』などWindows時代の美少女ゲームのソトミとナカミ【『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』】 http://yurugame.doorblog.jp/archives/35438641.html