【スマブラSP】何が強化されてどのくらい強いのか、キングクルールの”今”に迫ります。

こんにちは、あとりえです。

僕がキングクルールについて言及するのは、2018年12月のキングクルール性能評価以来の約10ヶ月ぶりです、そのくらいこのキングクルールというキャラを放置してしまっていました。

発売当初メインキャラに据えていたものの、1ヶ月も経たないうちに手持ちキャラから外した理由は、性能不足を感じてしまったからに他なりません。

実際に、巷で見かける大半のキャラランク表では最下層に位置付けられており、Smashlogの最強キャラランキングにおいても、しっかりと最低のEランクに着座しています。

しかし、先日のアップデート(Ver.6.0.0)によりキングクルールは大幅な強化を受け、一気に世間から注目を浴びることになりました。

界隈では、強化を受けて結構強くなったんじゃないかという声があったり、この程度の強化ではまだまだ最弱キャラ候補のままという声が聞こえてきたりと、意見が分かれているように感じます。

そこで今回の記事では、強化後のキングクルールをオフで使い込んだと自負している僕が、今のキングクルールはどういうキャラなのかということをお伝えしていこうと思います。

どこが強化されたのか

空N

着地隙が大幅に減少しました。この技の強化が1番大きいと思います。

以前までの空Nは、ガードしている相手に振ると当たり前のようにガーキャン掴み等で反撃を取られていたんですが、現バージョンでは最低空でガードさせると不利フレームが4Fしかなく、反撃を貰うことが少なくなりました。

空中横移動の性能が低いので空Nをガードさせること自体は難しいのですが、ガードさせてしまえばある程度良い読み合いができるようになりました。

また、着地隙が減った関係で空N持続当てから下強などの今まで繋がらなかった技が繋がるようになりました。

特に大きいと思うのはやはり下強で、下投げは事前のモーション中にレバガチャを仕込めるので比較的早く埋めから抜けることができますが、下強は予備動作がなく咄嗟に埋まってしまうので、下投げに比べて色々な技で追撃しやすいです。

空Nは他にも相手の%によって弱・横強・DA・ダッシュ掴み等が確定するという優秀なコンボ指導技になりました。

NB

キングクルール使いであれば余裕で体感できるレベルで発生が早くなりました。

NBを使った崖でのセットプレイがやり易くなったり、差し合いでも飛び道具として普通に使えるようになりました。

吸い込みは前のバージョンから撃墜できたんですが、鉄球のふっ飛ばしが上がったため鉄球でも撃墜を狙い易くなりました。

空上

単純にふっ飛ばしが結構上がりました。

というか前までが異常で、後隙が51Fあるにも関わらず、平均的な他のキャラの空上よりも飛ばないという訳が分からない技でした。

ふっ飛ばしが上がって撃墜が狙えるようになったのはいいですが、後隙は一切変わっていないため、相変わらず着地狩りとして気軽に振れる技ではありません。

本当にこの後隙51Fは何なんでしょうか。なぜ…

下B(カウンター)

カウンター成立時の後隙が減り、カウンターの範囲が広がり、カウンター成立時の本当てとなる範囲が広がりました。

ただ個人的にはこの強化は微妙だと感じていて、確かに強化無しよりはありがたいんですが、相変わらずカウンターの攻撃範囲が狭すぎて信用できません。

カウンター成功と判定される範囲が広がったところで、カウンター成立後のキングクルールの攻撃範囲が上方向と下方向に狭すぎて、しっかりお腹部分でカウンター成立させないと相手にカウンターが当たらないということが頻繁に起こります。

キングクルールは着地が弱いので、着地の場面で祈りながらカウンターを選ぶことがあるのですが、仮に成功しても着地狩りをしてきた下方向の相手にカウンターが当たらないため何も意味を成しません。

ちゃんとカウンターが当たればしっかりふっ飛んでくれるので撃墜も狙えたりしますが、カウンターの攻撃範囲は相変わらずなので使う場面がかなり限られます…。

これらの強化を受けて

当然ですが前のバージョンよりは確実に強くなっています。

空N強化のおかげで以前より断然着地が楽になっている上に、ガードされても反撃が取られづらいため差し合いでも空Nを振ることができるようになりました。

NBを気軽に撒けるようになったので、ある程度飛び道具で待つということも出来るようになりました。

技自体は良いものが揃ってきたので、技をガードしたりジャンプで避けなければならない、いわゆる”技に付き合わなければいけない”インファイトキャラに対しては、相性が変動するレベルで戦いやすくなったと思います。

しかし…

実際キングクルールは今どのくらいの強さか

弱いと思います。

具体的にキャラランクで言えばどのくらいの位置かというと、1番下かその1個上程度だと考えています。

理由を並べます。

前述の通り、キングクルールというキャラは技自体は高性能なものをいくつか持ってるんですが、さすがに機動力がなさすぎて技が当たりません。なんならガードさせることすらキャラによっては難しいです。

とにかく機動力のなさが致命的です。身体が大きいとか復帰が弱いとか、弱い理由を挙げたらキリがないんですが、とりあえずこのキャラは機動力がなさすぎます。

あと細かい点を挙げさせてもらうと、上スマと空上が着地狩り技としてほとんど機能しないため、大半の他のキャラが出来る、出来て当たり前の”着地狩り”という行為そのものがキングクルールだけ難しいというところが悲しいです。

さらに、いわゆるガン不利と呼ばれる相性のキャラが数体いるという点も、キャラとしての評価が下がってしまうポイントです。

機動力のなさと身体の大きさが相まって、飛び道具キャラに近づくことが非常に難しく、一生飛び道具を投げられて負けてしまうというマッチアップがいくつかあります。

色々ネガティブなことを書いてしまいましたが、これがキングクルールの現状だと思います。

さいごに

これが今僕が思うキングクルールの全てです。

それなりの強化を受けましたが、依然としてトーナメントで勝つのは相当難しく、単キャラで上を目指すのは厳しい性能だと言えるでしょう。

ただ上の項目でも触れた通り、インファイトできるキャラなどの一部キャラに対しては今までより有利に戦えたり、以前よりも破壊力は増しているため、今後はキングクルールが大会などで勝つ姿が観れるかもしれません。

空上の後隙が短くなることを祈りながらこの記事を終えます。見てくださった方ありがとうございました!

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