中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」のグループメディア「人民电竞」のeスポーツ20周年特集にて、2000年が「eスポーツ元年」であるとの記載が行なわれていました。
「eスポーツ元年」2000年説
「人民电竞」は、中国のSNS「Weibo」にて「中国电竞选手名人堂」という20年間(2000年から2020年まで)のesportsに関する歴史を振り返る記事を公開。
この中で、eスポーツの歴史において最も重要な大会となった『World Cyber Games Challange』が2000年に開催されたことを理由に、この年が「eスポーツ元年」であるとの記載を行なっていました。
2000年,是公认的电竞元年,因为那一年电竞历史上最重要的赛事WCG开始了最早期的探索
ちなみに、この『World Cyber Games Challange』は17ヶ国が参加し韓国で開催され、中国が王者になったというわけでもないことから、中国にかかわらず、純粋に歴史的な評価としてこのように述べているのだと思われます。
自分としても、この2000年前半に日本でeスポーツという言葉が広まってきたことを体感しているので、このような認識には納得がいきます。
日本では、2018年に『日本eスポーツ連合』によるプロライセンス制度の導入に関連して展開が活性化し、「ユーキャン 新語・流行語大賞」に「eスポーツ」がトップ10入賞を果たしたことから、bこの年が「eスポーツ元年であるといわれている」というような表現が一般的になってきています。
ちなみに、自分がこのサイトに記録している中で一番古い「eスポーツ元年」は下記となります。
ゲーム批評3月号にe-Sports特集記事『2006年はe-Sports元年だ』が掲載されています。
日本で言われている「eスポーツ元年」というのは、「eスポーツ」が注目される度に盛りあげワードとして使用されていることがほとんどで定義が良くわかりません。
そして、話は中国の話題に戻りますが、「中国电竞选手名人堂」では20年の歴史における中国の殿堂入り選手も発表されていました。
中国esports殿堂入り選手
- 2001 MTY (StarCraft)
- 2002 Cndi (FIFA)
- 2003 SkylinE (FIFA)
- 2004 RocketBoy (DOOM3)
- 2005 SKY (Warcraft III)
- 2005 Alex (Counter-Strike)
- 2006 Sakula (Counter-Strike)
- 2007 Xiaohai (KOF98)
- 2007 fb.lxt (Need for Speed)
- 2007 lch7915 (NBA LIVE 2007)
- 2007 MS_ YORI (FIFA)
- 2008 LongDD (DOTA)
- 2009 Infi (Warcraft III)
- 2009 2009 (DOTA)
- 2010 BurNing (DOTA)
- 2011 F91 (StarCraft II)
- 2011 70kg (CROSSFIRE)
- 2012 TeD (Warcraft III)
- 2012 Misaya若风 (League of Legends)
- 2012 YYF (Dota 2)
- 2013 TH000 (Warcraft III)
- 2014 xiao8 (Dota 2)
- 2015 Clearlove (League of Legends)
- 2016 iceice (Dota 2)
- 2017 MZiN (CROSSFIRE)
- 2018 Uzi (League of Legends)
- 2018 老帅 (王者栄耀)
- 2018 Ning (League of Legends)
- 2019 Tian (League of Legends)
- 2019 Cat (王者栄耀)