メンバー募集のマッチングサービス『VALORANT HUB』を提供する『KAMINARI ESPORTS』インタビュー、高校生時代にCS:Source大会を開催していたゲーマーが立ちあげ

『VALORANT』のメンバー募集サービス『VALORANT HUB』を提供する『KAMINARI ESPORTS』。一体どのような団体なのか気になり、代表 Japan fumiya氏 (@fumiya_ke) にお話を聞いてみました。

メンバー募集のマッチングサービス『VALORANT HUB』

『VALORANT HUB』の存在を知ったのは、これを書いている時点で292チーム1,773人が参加を表明している階級制コミュニティリーグ『UTAGE VALORANT』主催者の1人であるXrayN氏のツイートがきっかけ。

どういう人たちが作っているサービスなのだろうかと思っていたところ、代表の Japan fumiyaさんに連絡をいただき、高校生時代はCounter-Strike:Sourceのプレーヤーで当サイトで告知をしていただいていた、ということでDiscordにてお話を聞かせていただきました。

高校生時代にCS:Source大会を主催

Yossy:ご連絡をいただきありがとうございました。元々はCS:Sourceのプレーヤーで当サイトに『CounterStrike:Source League(CSSL)』の告知記事を投稿していただいていたと聞いて驚きました。過去記事をみて懐かしくなりました。

fumiya:当時は高校生でした。その頃はいまと違って大会を開いてくれる企業さんもあまりありませんでした。モチベーションを維持するために大会が必要だなと思って、誰もやらないなら自分がやるかということで大会を開催するようになりました。

Yossy:え、高校生でCS:Sourceの大会を開催されていたんですか?

fumiya:高校生でやっていました。当時は何も知らないような状態でしたが、とにかく盛りあげたいという思いでNegitakuさんに投稿したり、SteelSeriesさんにスポンサーになってくだいってメールを送ったりしていました。みなさん良い方ばかりで協力していただき、大会を開催することができました。

社会人になってからはゲームをやる時間も少しずつ減ってしまいました。ゲームはするけど大会を開催するというところまではさすがに手が回らなくなってしまって。でも、またいつかeスポーツには関わりたいなとずっと思っていて、それで10年くらいは経ってしまったのですが、いま務めている会社の事業としてeスポーツに取り組む機会に恵まれて作ったのが『KAMINARI ESPORTS』です。ありきたりではありますが、日本のeスポーツを盛り上げたいという想いで2020年より本格的に始動しました。

日本eスポーツの土台となるプラットフォームを目指す『KAMINARI ESPORTS』

Yossy:面白いストーリーですね。びっくりしました。その『KAMINARI ESPORTS』のサービスというのが「VALORANT HUB」ということですか?

VALORANT HUB

fumiya:『KAMINARI ESPORTS』でやろうとしていることの1つが、開発中の「KAMINARI HUB」というプラットフォームです。その機能の一部を切り出して先行公開したのが「VALORANT HUB」です。

Yossy:「UTAGE VALORANT」で仲間を見つけるためのプラットフォームとして紹介されていましたよね。自分はそこではじめて知りました。

fumiya:そうです。本当は「KAMINARI HUB」として機能を充実させた状態で出す予定だってのですが、『VALORANT』のリリースが当初の夏から、想定よりもかなり早くなってしまって。「UTAGE VALORANT」でメンバーを探す機能を提供します、ということをアナウンスされていて、「これは役に立てるかもしれない」と思ってご連絡してみて、「UTAGE VALORANT」の階級分けに対応したメンバー募集サービスということで急遽立ちあげました。

Yossy:「VALORANT HUB」を拝見して、自分が機能として提供していたメンバー募集やスカウトの機能に似ているところがあるなと感じていました。自分が自由に使える時間が少なくなってしまって、メンテナンスできないから提供をやめてしまったのですが。以降もNegitakuのメンバー募集機能なくなっちやって、どこで探したらいいんだ、というツイートとかをよく拝見していて。「VALORANT HUB」のような代わりの仕組みが出てきたことはとても良いなと思っています。

fumiya:正直なところ、Negitakuさんで提供されていたスカウト機能やチーム募集は思いっきり参考にさせていただいていまして。自分も当時は利用させていただいて、CS:Sourceのメンバーを募集していました。

CS:Sで日本にどのくらいチームがあるのかとか、どこが募集しているのか、どのくらいのプレーヤーがいるのかということを解決してくれていて、便利だなと思っていました。

最近だとTwitterのハッシュタグ、またはDiscordでコミュニティーサーバーが立ち上がり、その中で募集などをしているのをよく見受けるのですが、やはり基本的には掲示板、チャットなので検索、比較などの面ではなかなか思うようにいっていないように見えたので、昔のnegitakuみたいなサイトはないのか!というところでこの問題を解決すべく提供させていただきました。

Yossy:ゲーマーの方々からの反応はいかがでしょうか?

fumiya:登録者数はかなり増えていて、サイトを使っていただいているのは間違いないのですが、プレイヤーとチームのマッチングが実際にはどれくらい発生しているのかがわからない現状です。マッチングを成立したことを報告できる機能を予定しています。

Yossy:今後、「VALORANT HUB」に追加していきたい機能や、『KAMINARI ESPORTS』として目指して行きたいことはどういう感じでしょうか?

fumiya:「VALORANT HUB」はいずれ「KAMINARI HUB」の機能の一部になります。現状、「VALORANT HUB」に追加する予定としましては、マッチング成立のフラグを用意しマッチングしたことをシェアできる機能を予定しています。

『KAMINARI ESPORTS』は、他にも様々な機能をもつプラットフォームを目指しています。利用していただいている方をもっとeスポーツシーンに関われるようにしたり、大会に出場する機会を増やしたり、サポート出来るようにしていきたい、という気持ちがあります。

年内の正式リリースを目指してがんばっていますので、ご期待下さい。

チームメイトとのコミュニケーションがチームゲームをより楽しいものに

サイトは自分が作っていた当時のものよりも機能がかなり充実しています。
チームゲームは、やはりチームメイトと連携を取ったりするコミュニケーションを通じたプレーが最大の魅力。自分もリリース当初はソロでやっていましたが、『UTAGE VALORANT』に出場するためのチームにはいって5人でプレーするようになってからは楽しさが段違いになりました。新たな仲間を探す方法の1つとして、『VALORANT HUB』をチェックしてみて下さい。

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Source メンバー募集のマッチングサービス『VALORANT HUB』を提供する『KAMINARI ESPORTS』インタビュー、高校生時代にCS:Source大会を開催していたゲーマーが立ちあげ https://www.negitaku.org/news/n-24117