CS:GOのプロツアー『ESL Pro Tour』を展開する『ESL』と『CSPPA(Counter-Strikeプロ選手協会)』がパートナーシップ契約を締結したと発表しました。
『ESL』と『CSPPA』が選手の権利を守るための仕組み作りで協力
『ESL』と『CSPPA』は競技CS:GOの継続的な成長とプロ化を目指し、選手と大会主催者それぞれのニーズを考慮して取り組みを進めていくとのこと。
今回の仕組みは、伝統スポーツにおける同様の取り組みを元にした展開で、CS:GOエコシステムの成熟と成長のマイルストーンを示し、他のeスポーツタイトルに事例を示すものになるとコメントされていました。
両者は以下のような内容の基盤作りで協力していく計画です。
主な取り組み計画
- 大会のガバナンス
- 収益分配への参加
- ライブイベントにおける選手の権利と義務を定義
- 現在のESLトーナメントの条件を、トーナメント全体の標準とすることを目指す
- ESL Pro Tourのスケジュール決定
- 選手の夏期・冬期休暇期間 の制定について協力
- 標準的な選集契約、選手の知的財産、将来的な共同プロジェクトの可能性に向けた取り組み
制定済みの選手待遇例
- 1チームあたり選手含め7名の渡航宿泊費の確保
- グループステージおよびホテル内における個人練習室の用意
- ホテルから会場までの距離規定 など
Mads Øland氏のコメント(CSPPA, CEO)
プロCS:GO選手達の人生は、世界中のトーナメントに出場することが中心です。
そのため、トーナメントに関連する選手の労働条件を整えることが、CSPPAが取り組む重要な優先事項となります。
ESLは現在のトーナメント状況において選手の労働条件に関する業界標準を設定すると共に、CSPPAとの密接な協力の元でこの標準の維持と発展に努めていきます。
今回の契約締結は、CSPPA、ESL、DreamHackの協力関係を強化します。選手達がCS:GOのグローバルコミュニティ、Counter-Strikeシリーズ、そしての20年の歴史に求められる最高水準の要求を満たすパフォーマンスをお届けし、関係する全ての利害関係者の利益となるようプロフェッショナルCS:GOを発展させるために協力します。
Ulrich Schulze (ESL, Senior Vice President Product)
CS:GOのプロ選手達がESL最高クラスのトーナメントを目指すしてもらうようにすることがこの2年間におけるESLの優先事項でした。
この取り組みの自然な発展として、CSPPAがESL Pro Tourを改善するためのパートナーとなりました。今回のパートナーシップは、ESLにとって非常に重要なマイルストーンであり、業界の未来に向けた大きな一歩をとなります。