【LoL】僕がどうやってチャレンジャーに到達し、プロになったか(パート2)

皆さん、こんにちは!
らんどです。

前回の記事は、皆さんから多くの反響をいただきました。
本当にたくさんの方々に読んでいただいたことに驚きました。
読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました!

前回は、ランクを上げるためには、メンタルを向上させると効果的だというお話をさせていただきました。
その具体的な例として、チャンピオンを自分の好みだけで選んで、モチベーションをキープするといいかも、というお話もさせていただきました。

【LoL】僕がどうやってチャレンジャーに到達し、プロになったか(第1回)
Rascal Jester所属(サブ)のrandoが、どのようにチャレンジャーに到達し、プロになったかを余すところ無く語る新シリーズ。

今回も、僕がチャレンジャーになるために工夫したことについて、実体験を元にお話をさせていただければと思います!

不満をゲーム内に絶対出さないために、おめでたいサモナーネームにした

正直に言うと、僕も以前は味方のトロールやAFKにイライラと心を乱されていました。そういう味方にチャットで「もう少し真面目にやってくれないですか?」とお願いしていたこともありました。でもしばらくして気づきました。チャットでお願いしたところで、トロールは止めてもらえないし、AFKした人は戻ってきてくれないんだと。さらに考えました。そもそも、僕の目的は、試合に勝ち、勝率を上げることです。その目的を達成するために、自分の思うように動いてくれない味方に不満をぶつけても、全く意味がないということに気が付きました。そこで、ゲーム内で味方に不満をぶつけるのはまるで意味がない!もうやめよう!と決心したんです。

そうはいっても、心の制御というのはとても難しいものです。僕は生まれつきメンタルが強いわけではないので、とても苦労しました。どうしたら、こんな僕でも心乱されずに穏やかでいられるんだろうか?そう考えた末、僕はサモナーネームを変えることを決断しました。そのサモナーネームは、福寿吉祥長楽萬年(※)というものです。さらに、クラブを作って、そのクラブタグを「感謝します」にしました。すべてに感謝しよう!他人のミスを気にしない!そう思いました。

友達には宗教みたいで気持ち悪いと笑われました。でも、もうこれしかないっしょ!もうノリでやってみよう!と、半分ヤケみたいに、おめでたいサモナーネームでプレイしつつ、すべてのことに感謝する人物のロールプレイをしてみました。要はフリです。自分を根本から変えることはできなくても、フリをすることはできます。ゲーム中の数十分だけはこういう好人物のフリをしてみようと。そう思いました。

すると、100%イライラしなくなったとは言えませんが、味方の行動があまり気にならなくなりました。さらには、味方がいいプレイをすると、有難い気持ちも沸き起こってきました。「味方が良いプレイをしてくれるのは当たり前ではない。文字通り有難いことなんだ」という気持ちになり、さらに前向きになり、自分のプレイに集中することができて、結果として勝率も上がっていきました。

言葉を変えて言うと、「他人に期待せず、自分のできることに集中する」ということだと思います。コントロールできるのは自分だけです。それなら、コントロール可能な自分に集中したほうが、勝率を上げるためには効率がいいんじゃないかな、というのが僕の結論です。

また、味方の良いプレイに自然に感謝できるようになったので、自然とグッドエモートや、「ty(Thank You の略)」というチャットを打てるようになりました。なんとなく味方のムードも良くなった気がします。自分もそうなのですが、感謝されると気持ちよくなり、もっと頑張ろうという気持ちになるのは自然なことなのかなと思います。

ただ、不満を溜め込みすぎるのは、それはそれで精神衛生上良くないと思います。どうしても愚痴りたいときは、仲のいい友達に通話で愚痴るといいと思います。僕もしんどいときは仲の良い友達に愚痴を聞いてもらいます。お陰で助かっています!

※ちなみに、LoL忍者さんと知り合えたのも僕の変なサモナーネームがきっかけです。過去に何度かマッチングしたことがあったらしく、あまりに異様なサモナーネームだから記憶に残っていたそうです。今はサモナーネームは変えています。

リアルメンタルが弱い僕がLoLメンタルを整える方法

僕は「お前って、リアルメンタルは弱いけど、LoLのメンタルはガチで強いよね」と友達に言われることがあります。これには反論できません。僕はメンタルが弱いという自覚があります。まず、普通に暴言には弱いです。言葉のナイフで簡単にヘコみます。過去の失敗もクヨクヨと引きずりやすいです。プロになったとき、環境の変化で若干精神を病みました。唯一の救いは、自分はメンタルが弱いという自覚があったことかも知れません。じゃあどうすればメンタルが強くなれるんだろう?と考え始めました。

これにはいろいろな方法があるので、思いつくままおすすめを挙げていきます。

まず、一番シンプルなものとして、連敗をして少しでも自分のプレイに違和感を感じたり、心が乱れたなと思ったら、LoLを一旦止めること。これは実体験で嫌というほど思い知ったのですが、前の負けを引きずったままプレイを続けても、本当にいい結果がでません。時間の無駄です。だったら、思い切ってLoLを一度止めたほうがいいです。「後一戦したら勝てるかも知れない…」という誘惑を振り切ってLoLのクライアントを閉じましょう。そして好きな漫画を読んだり、好きな音楽を聞いたり、美味しいものを食べたりしましょう。気分一新、メンタルリセットしてスッキリした気持ちでプレイしたほうが結果は良くなります。

また、本当にしんどいときにおすすめなのは、走ることです。僕はどうにもならないと思ったら、よく走ります。これは色々といい効果があるようなのですが、僕が一番気に入っているのは、疲れてよく眠れることです。ウジウジ考えて眠れないということが時々あったのですが、体が疲れていると一瞬で眠れます。目覚めればスッキリとメンタルリセット。そうしたらふたたびLoLを起動するのです。

他にも、日光を浴びたり、小さな成功を「俺ナイス!」「今の俺グッジョブ!」とか、自分で褒めてあげるのも効果がありました。とりあえずメンタルに良いと言われているものは何でも試してみようとやってみた結果です。自分自身の気持ちが切り替えられれば、なんでもいいと思います。

天才にはセンスで勝てない

前回の記事で、「いきなりプラチナにいけるなら、もともとセンスが良いんじゃない?」という趣旨のコメントを頂きました。でも、本当にセンスがいい人はプラチナどころじゃないと思います。有名なFaker選手は、特に努力せずにランク1位になったそうです。同じく有名なDopaさんも、LoLを始めたシーズンでダイヤモンド、翌シーズンにはチャレンジャーになったそうです。

【LoL】Faker「努力せずにランクで1位になった」
以下は朝鮮日報がFakerに行ったインタビューの和訳。Fakerには多くの二つ名がある。「Tシャツコレクター」もその一つだ。Appleのスティーブ・ジョブズのように、Fakerもいつも...

こういう天才たちには、僕がどうあがいてもセンスでは勝てません。悲しいけれど、絶対に追いつけないんです。じゃあ、少しでも追いつくためにはどうするか? 神様にセンスよくしてください!とお願いしたり、センス良く生まれなかったことを恨んだりしても、センスは良くなりません。それなら、自分で変えられることにフォーカスしたほうがいい。僕の場合は、それがメンタルでした。「僕がいくら天才たちとのセンスの差を埋めようとしたところで無駄かもしれない。でも、意識だけなら少しでも近づけることはできるはずだ」と思いました。しかも、こっちのほうが簡単にトライできます。メンタルが向上すれば、自然とモチベーションも上がるし、いろいろなことが吸収できます。はっきりいって、こっちのほうがおトクだと思います。

あくまで僕の実体験に基づく話になりますが、少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいです。

次回は、メンタル以外のお話もさせていただこうと思います。

配信も定期的にしていますので、質問などあればお気兼ねなくどうぞ!
それでは、読んでくださりありがとうございました!

 

randoは、LoLのプロプレイヤー。Rascal Jester所属(サブ)。活動の一環として、配信やコーチング活動なども積極的に行っている。

Twitter Twitch

 

管理忍

深呼吸も良さそうでござる。

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Source 【LoL】僕がどうやってチャレンジャーに到達し、プロになったか(パート2) https://lolninja.net/2020/11/16/24256/