【LoL】元SKT T1のBengiが兵役と将来について語った

Inven Global

 

以下は、INVEN Globalのインタビューより。

韓国人男性は兵役が義務化されている。特にeスポーツのプロ選手にとって、2年間の活動休止は膨大であるため、入隊のタイミングは誰もが悩むところである。

LoLのプロシーンで誰もが知るあの選手が、兵役を終えた。SKT T1(現T1)の伝説的ジャングラーであり、3度の世界大会優勝経験を持つBengiこと、Bae Seong-woongは、2019年1月28日に入隊した。1年7か月の兵役を経て、2020年9月4日に除隊した。

前回Invenがインタビューして以来、Bengiはかなり痩せて立派な青年に成長したように見えた。今後の予定は明かされていないが、兵役の終了を待ち望んでいたファンへの挨拶のために、インタビューを受けたいとのことだ。

楽しい軍隊の話から、先の見えない未来への思いまで、伝説のジャングラーの言葉を紹介しよう。


Inven
久しぶりにファンの皆さんにご挨拶ができましたね。今までどんなふうに過ごされていましたか?

 

Bengi
実は、当初の除隊予定日より2週間早く除隊していました。コロナウイルスのせいであまり外に出られなくて、家にこもってゲームばかりしていました。最後にLoLをプレイしてから約1年半が経過したので、腕はかなり落ちていますね。ゲームだけじゃなく、パソコンを触るのも久しぶりだったので、すごく違和感がありました。昔の記憶とは違うな……と思いました。

 

軍隊生活がどんなものだったのか気になるファンは多いと思います。どこに配属されたのでしょうか?軍隊生活を振り返ってみると、あなたはどんな兵士だったのでしょうか?

 

迫撃砲部隊の歩兵でした。だけど、結局ほとんどの時間、草刈りをしていましたね。いろんな草を刈ってきたと思うんですが……いや、それは私がジャングラーだったからではありませんよ(笑)。うちの基地は予備軍基地だったんですが、人に知られると疲れるので、そうならないように草刈りを任されていました。

草刈りは自慢できるものではありませんが、とても得意なことだと言えます。訓練場の草は全部刈ったことがあります。除隊する直前に、「昔はこんなに草が伸びたことはなかった」と繰り返し言っていたのを覚えています。

 

ジャングラーには草刈りの才能があった?

 

軍隊、特に韓国では、下士官と上級士官の間には特別な関係があります。かつての下士官と上級士官として、あなたはどんな人でしたか?

 

模範的な軍人生活を送っていたとは思いませんが、上級士官としてはみすぼらしいものではなかったと思います。他の兵士には陰口を言われない程度によく接していました。軍隊でうまくやっていれば、除隊後も後輩や上級士官と連絡を取り合うらしいので、要確認ですね。

 

元LoLのプロ選手としては、先輩将校や後輩と一緒にプレイしなければならないことも多かったのではないでしょうか?

 

休みのたびに、みんなを喜ばせるためにLoLをたくさんプレイしていました。先輩たちからは「プロ選手と遊びに来たのに、思ったほど上手じゃないな」と言われていました。試合に負けたこともたくさん責められました。正直言うと、一緒に遊んだ人たちがそこまで上手ではなかったので、被害者意識を感じていました。

先輩と遊んだ時は、面白いチャンピオンばかりやっていました。そもそも無理して一緒にプレイしていたので、頑張るというよりは、楽しくプレイしたいなと思っていました。ソロキューは、プラチナに落としても先輩とデュオできないので、フレックスキューかノーマルで遊ぶことが多かったですね。

 

LCKを見ていた時期はありますか?どんな思いで見ていたのでしょうか。

 

去年のWorldsまではたくさん観戦していました。今年はメジャーな試合しか見ていません。私がプロだった頃と比べると、選手もだいぶ変わってきましたね。時間が経つのは早いなぁと感じましたよ。一緒にプレーしていた選手や対戦していた選手がたくさんいなくなって、新人がたくさん出てきています。

Faker、Fly、GorillA、Smebなどの選手を見るたびに、本当に頑張って欲しいなと思います。引退したプロゲーマーとしては、ともに戦った選手の活躍を見たいものです。

 

SKT T1はあなたが兵役の間に大きく変化しました。名前がT1に変わり、多くの選手の入れ替えがありました。

 

今はT1が少し苦しい時期のように見えますが、みんなが元気にやっているのを見るのはとても嬉しいです。FakerもClozerもチームのために共に先発を務めてくれたし、自分もそうだったので気持ちが分かります。2人には頑張って欲しいと願うばかりです。

 

 

以前のチームメイトとは連絡を取り合っていますか?例えば、今配信者をやっているWolfや、NAのEvil GeniusにいるBangです。

 

Bangから除隊のお祝いの連絡がありました。私は彼よりも早く兵役を終えたので、後々彼もかなり苦しむことになるだろうと伝えました。軍隊の時の最初の休暇の間にWolfと一緒にご飯を食べました。正直に言うと、僕は普段から人と連絡を取るタイプではないので、連絡を取り合う選手はそんなに多くないんですよね。

 

この後はどのような活動をされるのでしょうか?配信者ですか?プロに戻りますか?

 

いろいろ考えてみましたが、まだはっきりした答えは出ていません。もう少し考えてみようと思います。

 

今回のインタビューの前に、配信でファンに挨拶していましたね。配信者になることを考えているのかと思いました。

 

配信はものすごくエネルギーを使いますからね。常にしゃべっていなければならないですから。配信後はどっと疲れました。人に助けてもらっていたので、気まずい沈黙の瞬間はなかったのですけれど。一人で配信をしているともっと大変なことになると思うので、簡単ではないと思いますよ。配信者を尊敬しています。特にWolfは…。自分にできるかどうか分かりませんね。

 

 

選手やコーチとしてLoLのプロシーンに戻ることについては、どのくらい考えていますか?

 

考えたこともないですね。コーチとしての復帰はあまり考えていません。LoLの競技シーンは凄まじい労力が必要なので、戻ることは考えていませんでした。

 

うーん、じゃあ復学の可能性もあるんですね。大学生活についてはどう考えていますか?

 

プロ選手だった頃、23歳までに引退したら大学に行こうと決めていました。でも、23歳になってからは、大学のことは考えていなかったのを覚えています。 私の頭の中では23歳が兵役をしても大学に行ける年齢の上限だったんですよ。

 

何かビジネスを始めるのはどうですか?引退したプロ選手ですから、PCバンを開店すればお客さんが集まるのでは?お客さんは「神の右腕(Bengiのニックネーム)」にお酒を出してもらいたいはずですよ。

 

Afreeca Freecsは実際にプロ選手の名前でPCバンをオープンしていましたね。私も引退したプロなので、PCバンの話はよく聞きました。ただ、今はコロナウイルスがあるので、今すぐオープンできるかどうかは分かりませんね。

まだ除隊したばかりなので、やりたいことが見つかったら、気楽に考えてみようと思います。パンデミックが悪化したので、今のところは家にいることにしています。実際、軍の基地の方がずっと安全だと思いますよ。今は危険地帯に足を踏み入れたような感じですよ。

 

 

まだ分かりませんが、今のところは個人のソーシャルメディアアカウントで近況を報告することにしています。友達がそのアカウントを作ってくれたので、何か大きなことがあったり、ファンの方と会う機会があれば、そのアカウントを使うことにしています。

 

昔の高校時代の友達のことですか?

 

そうです。近所に住む友達で、プロ選手時代はあまり連絡を取ることができなかったけれど、引退してからは連絡を取ることができるようになりました。

 

Bengiさんのニュースを待ちわびていたファンの皆さんに一言お願いいたします。

 

兵役に行って1年7ヶ月、プロ選手を引退して3~4年が経とうとしています。それでも忘れずにいてくれたファンの皆さんに心から感謝したいです。今後の活動はまだ決まっていませんが、ファンの皆さんに誇れるようにこれからも頑張りたいと思います。

 

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管理忍

もう一度ニダリーが見たいでござる。

 

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Source 【LoL】元SKT T1のBengiが兵役と将来について語った https://lolninja.net/2020/09/13/22164/