元バンナム社員「日本ゲーム開発者の劣化はCSからスマホに行った事が原因。日本人よ、このままでいいのか?」

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1: NO NAME@ニンテンドーニュース速報 2020/09/03(木) 20:50:54.70 ID:40xgeDdE0
[CEDEC 2020]日本人よ,このままでいいのか? 日中ゲーム開発の現状や,日本のゲーム開発者が進むべき道が熱い思いで語られた講演をレポート

ナムコ,バンダイナムコゲームスに在籍し,現在はゴールデンサニーの代表取締役を務める田村俊彦氏が,日中ゲーム開発の現状を説明し,日本人ゲームクリエイターが今後進むべき道を語った。

そもそも「日本のゲームクリテイターはいつから劣化が始まったの?」という強い言葉で田村氏は自説を述べた。田村氏はそれを,KPI(重要業績評価指標)という単語が業界に入ってきた頃だと考えている。ソーシャルゲームバブルの頃,何十億円という開発費をかけたコンシューマゲームより,数千万円で作ったソーシャルゲームのほうが売り上げが大きいという現象が発生し,KPIに長けた者が業界を制していた。そのため,コンシューマゲームの開発現場は金食い虫である,という扱いになってしまったという。
 当時,日本には世界で勝負できるクリエイターがたくさんいたが,彼らのモチベーションはガタ落ちし,ゲームのデキが悪くてもKPIが良ければ良いという風潮が生まれる。こうした環境から,日本のゲームクリエイターは劣化してしまったというのだ。


 日本人の優れた特性はなんだろうか? と田村氏は問う。それは計画性や緻密さ,チームワーク,真面目さなどで,これらは素晴らしいものではあるが,それだけでは世界に勝てない。田村氏は,日本人の最大の特性は「職人魂」だと強調した。
 日本のゲーム業界にKPIという単語が導入されて以来,職人は減少し,消費者的な考えを持つ人が増えた。ゲーム業界を元気にするために,今一度職人魂を呼び起こす必要があるというのが田村氏の主張だ。



 職人として日本のゲーム開発者が復活するための鍵となる要素として田村氏は,「基礎力の強化」「海外をもっとよく知る」の2つを挙げた。日本は,スマホへのシフトにはすでに失敗しており,ここはもう中国やアメリカに追いつけない。だから,次のシフトを虎視眈々と狙う。そのため,今は基礎力と海外知識を強化しておくべきだというのだ。


 最後に田村氏は,今の日本のゲーム業界は江戸末期と似たような状態だと述べた。国民に元気がなく自信を失い,海外との技術格差は大きくなる一方なのに,古い体制にしがみついているというのだ。
 幕末の閉塞感を打破したのが,岩倉使節団だった。彼らは海外で最先端の技術を学び,それをカルチャライズして日本の近代化を加速した。日本のゲーム業界も同様に,開発者の英知を結集して海外の進んでいるところを学び,日本の良いところを再発見し,ネクストスタンダードを狙うといった取り組みが必要なのだという。


日本の社会人の平均勉強時間は,わずか6分しかない。勉強している人は1日数時間だが,大半の日本人はまったくしておらず,平均するとそのぐらいになってしまう。これでは海外に勝てるわけがなく,日本が落ちていくのは当然だ。だから,日本人クリエイターはもっと勉強して,古い栄光を捨て,基礎を学びなおし,海外をもっと知ってほしい,と切なる思いを打ち明けて田村氏はセッションを締めくくった。

https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20200903058/

引用元: https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1599133854/

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Source 元バンナム社員「日本ゲーム開発者の劣化はCSからスマホに行った事が原因。日本人よ、このままでいいのか?」 http://nintendo-newsoku.com/archives/26144609.html